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糖化(AGE)について(パート2)

 糖尿病の治療はなんとしてでも最小血管合併症(神経障害、網膜症、腎症)や大血管障害

(脳卒中、虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症)という合併症を防ぐことです。

 そのためには、まずは早期からの血糖コントロールが重要であります。

 以前も書きましたが、日本の熊本スタディの結果では空腹時血糖110mg/dl未満、

食後2時間血糖180mg/dl未満、HbA1c6.5%未満にすることです。

 また、高血糖のメモリー(ツケ)を引き起こすAGE(Advanced Glycation End-products:

後期糖化反応生成物また終末糖化産物)を貯めないことが重要です。

 AGEを貯めないためには、

 ①AGEの元となる血中ブドウ糖量(血糖値)を減らす

 ②AGEを多く含む食品をなるべく摂らないようにする

 ③タバコの煙を吸わない

 ④酸化ストレスを受けない

大きく分けてこの4つに集約されます。

 詳しく説明すると、

 ①の血糖値を低く保つことは基本です。血糖値が160mg/dl以上になるとAGEが生成されやすくなります。

また、急激に血糖が上昇するような食べ物(グリセミック・インデックスの高いもの)や

食べ方(最初に炭水化物だけを食べてしまう)をすると糖化が進むことにもなります。

ゆっくり血糖を上げていくような食事方は、野菜や海草類を先に食べ、次にタンパク質を含む肉・魚・卵類、

最後に糖質を含むごはん、麺、パン類を食べるという“会席食べ”がおすすめです。

 ②に関しては、牧田善二先生の著書によると、具体的は1)コーラは厳禁、2)コーヒーは1日に1杯だけ、

3)醤油は1日2CCまで(極力使用しないこと)、4)肉や魚の焦げた部分は絶対に食べない、

5)シリアル類は食べない、6)パンの耳の部分は食べない、7)砂糖やはちみつをなるべく使わない、

8)加熱食品を極力食べない、9)新鮮な生の野菜をそのまま食べる、10)パンをトーストしない、

11)漬物や佃煮は食べない、といった食生活をすることで血中や尿中AGEの値が改善したと書かれてありました。

 食品中のAGEの約10%程度が体に取り込まれ、6~7%が長期間体内に留まると報告されているそうです。

しかし、食べ物に含まれるAGEが人体に有害かどうかははっきりと分からないと書いている本もあります。

まだ結論は出ていないようです。

ひとつだけ言えるのは、焼き魚や焼き肉の焦げた部分にあるヘテロサイクリックアミンというAGEには

発がん性があるため、できるだけ食べてはいけないということです。

 ③タバコの煙はわずか30分でAGEを増やすことが分かっています。

 ④酸化ストレスは糖化と共に老化を促進する元であり、酸化が起こると糖化を加速してしまいます。

だから、激しい運動や紫外線を浴びること、お酒の飲み過ぎなどでAGEも増やしてしまいます。

 これまで、ビタミン類(B1、B6)やお茶などに含まれるカテキンがAGE量を減らすことがわかっています。

 また、AGE産生を抑制する薬もあります。

 さらには、最近、“糖化を抑える”サプリメントも発売されました。

 これからは、早い時期からの血糖コントロールと糖化(AGEを貯めない)を抑えることで、

糖尿病による合併症を防ぐようにしたいものです。

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