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糖尿病治療を考える会に参加しました

10月27日(火)は“糖尿病治療を考える会”に参加しました。

今回は熊本中央病院の内分泌代謝科部長の西田健朗先生による「古くて新しいメトホルミンに注目!」という演題でした。

2015年10月27日糖尿病治療を考える会


メトホルミンは糖尿病治療薬の中で以前から使用されている薬です。

嘔気など腹部症状や乳酸アシドーシスなどの副作用には注意しなければなりませんが、安価な薬でもあることより、使用量が増えています。

肝臓での糖新生の抑制作用やグルカゴン(血糖を上げる働きがあります)のシグナル抑制作用などに、空腹時や食後の両方の血糖を下げる働きがあります。

それ以外にも消化管からの食欲を増加させるグレリン分泌を低下させたり、インクレチンのひとつでありますGLP-1分泌を促進させる作用があります。

DPPOS研究では850mg~1700mg程度使用することで、体重を減少させたという報告もあります。

また、大血管障害や総死亡を減らすという報告や高感度CRP、TNFαといった炎症マーカーを低下させるという報告もあります。
そして、糖化を抑える働きもあるようです。

最近の報告では、がんのリスクを減らすという報告もあり、全てのがんに関して33%、すい臓がんに関しては52%減らしたということです。

いろんな多面的作用(pleiotoropic effect)が報告されてきていて、僕もメトホルミンの使用量が増えています。

75歳以上の高齢者や腎臓が悪い方、全身状態が悪い方には使用しない方がいいです。

そして、CTなどの造影剤を使用するときは検査前2日位から休薬し、検査後2日経ってから使用する方がいいようです(腎臓が悪くない方は当日からの中止でもいいということです)。

今回も新しい学びがありました。

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