糖質制限

僕のクリニックのホームページを見て遠くから受診される方がいます。

糖尿病の方が、糖質制限に興味を持ったということで遠くから受診されました。

実際にクリニックに来られる患者さんは糖質制限をして血糖コントロールはよくなっています。

糖尿病だから“糖”を控えるのは当たり前と思っていて、その代わりにタンパク質を食べても血糖値はほとんど上がりませんという話をしています。

だから、肉やお魚、卵、大豆製品などタンパク質などは食べられるので、うれしいと言われる方もいます。

もちろん腎臓が悪い人にはタンパク質を勧めませんし、タンパク質制限の話をします。

そして、僕は江部先生ほどのスーパーな糖質制限は指導していません。

確かに肥満の患者では体重減少の意味合いを含めてスーパーな糖質制限をする必要がある方もいます。

最近、長期の過度の糖質制限食のリスクの話が報告されています。

それは、長期の過度の糖質制限により、血管を形成する血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell:EPC)という細胞が減少するということです。

EPCはこの細胞が成人末梢血中にも存在して、血管内皮の増殖・分化し、血管新生に関わっているとのことです。

そして、EPCが減少することにより動脈硬化が進行するそうです。

また、糖尿病患者で血糖コントロールが不良であれば、EPCの量及び質が低下しているという報告もあります。

ということは、AGE(糖化最終産物)による“高血糖の記憶”という考え方も考えると、糖尿病の患者は早い時期から血糖コントロールしっかりしなければならないということです。

だから、糖尿病患者の食事療法には、糖質制限はやはり必要です。

追伸です。

8月30日のNHKの「クローズアップ現代」で”糖尿病治療の常識が変わる”という題目で、糖質制限やカーボダイエットの話が出たそうです。

その中で、”カーボダイエット”は医者の管理下でやらないとあぶない、などの内容があったそうです。
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