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AICS(アミノインデックスがんリスクスクリーニング)

みなさん、“AICS”って知っていますか?

AICSとは、わずか5mlの採血だけで、簡単にがんの可能性が調べられる「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(略して、AICS)という検査方法です。

AICS記事(週刊文春2012年9月27日号)

健常人のアミノ酸濃度と比べて、がん患者でのアミノ酸濃度のバランスが変化することが報告されています。

AICSは血液中のアミノ酸濃度を測定し、健常人とがん患者のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、現在がんに罹っているリスクを評価する検査です。

例えば、胃がんではアラニン・バリン・ロイシン・ヒスチジン・トリプトファン・リジンなどが減少し、肺がんではグリシン・ヒスチジンが減少、セリン・オルニチンが増加します。

AICSでの解析対象となるがんの種類は、胃がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん・卵巣がんです。

AICS値でランク分類(A:0~4.9、B:5.0~7.9、C:8.0~10.0)をして、がんであるリスクを評価します。

ランクAで、有病率0.003~0.07%、8000人に2.5~5.3人、ランクBで、有病率0.13~0.21%、1500人に1.9~3.2人、ランクCで、0.40~1.02%、500人に2.0~5.1%です。

AICS値が多きいほど(ランクA→ランクB→ランクC)、がんのリスクが高くなります。

ランクCに判定されたから必ずがんであることではありませんが、がんである可能性が高くなるために、形態学的検査(エコー、CT、MRIなど)が必要になります。

検査時の注意点としては、

・検査時は食事後8時間以上あけて、午前中に採血を行います。

・アミノ酸のサプリメントやアミノ酸含有スポーツ飲料、アミノ酸製剤、牛乳・ジュースなども食事と同様に控える必要があります。

・妊娠されている場合は、AICS値に影響があるため、検査は受けられません。

があります。

当クリニックでも検査をしていますので、ご気軽にご相談下さい。

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胃がん検診(ABC検診)

みなさん、ABC検診って知っていますか?

胃がんの検診は、以前はバリウムを飲み、X線写真で判定する胃がん検診が主流でした。

最近登場したABC検診とは、胃がんリスク検診のことで、採血のみでヘリコバクタ・ピロリ(ピロリ菌)感染の有無(血清ピロリ菌IgG抗体)と胃粘膜萎縮の程度(血清ペプシノゲン値)を測定し、被験者が胃がんになりやすい状態かどうかをA~Dの4群に分類する新しい検診法です。

自費診療ながら4000円~5000円程度受けられます。

このピロリ菌の感染のほとんどは小児期に起こると言われています。

ピロリ菌

小児期に上下水道の整備が十分でなく、衛生環境が悪かったことが、50歳代以上の高い感染率の原因と考えられています。

胃がんにはピロリ菌感染が深くかかわっています。

ピロリ菌感染のない人から胃がんが発生することはごくまれと言われています。

また、ピロリ菌感染によって胃粘膜の萎縮が進むほど、胃がんが発生しやすくなります。

胃粘膜の萎縮の程度は、胃から分泌されて消化酵素ペプシンのもとになるペプシノーゲンという物質の血液中の濃度を測定することでわかり、基準値以下の人は、6~9倍胃がんになりやすいことがわかっています。

             A群 B群 C群 D群
  ピロリ菌抗体   陰性 陽性 陽性 陰性
  ペプシノーゲン  陰性 陰性 陽性 陽性

A群:胃粘膜の萎縮性変化がなく、胃がんの発生がほとんどない。
B群:胃粘膜の萎縮性変化が乏しく、胃がんの発生が少ない。
C群:胃粘膜の萎縮があり、胃がん発生の危険性が高い。
D群:胃粘膜の萎縮が強く腸上皮化生を伴い、胃がん発生の危険性が最も高い。

ということです。

しかし、胃がんリスク検診(ABC検診)はがんそのものを見つける検査ではありません。

胃がんになる危険度がきわめて低い、ピロリ菌の感染がなく胃粘膜が健康な人たち(A群)を精密検査の対象から除外し、ピロリ菌に感染(またはかつて感染)して胃粘膜に萎縮のある人たち(B~D群)には、胃がんの存在を確かめる精密検査(内視鏡検査等)を受けていただくものです。

近年、ピロリ菌に感染していないA群の割合が増えており、多くのA群の人たちが内視鏡による精密検診を受けないで済む点が大きなメリットです。

WHOによると、胃がん発症率は日本が第1位で、人口10万人当たり62.1人で、韓国や中国を含めた東アジア地域は世界平均と比べて胃がんの発症数が飛び抜けて多いそうです。

日本人では人口の半数にあたる6000万人がピロリ菌に感染していると言われます。

高齢者ほど感染率が高く、50代以上では約7~8割と言われます。

そのため、ピロリ菌を除菌する必要があります。

治療としては、胃酸分泌を抑えるプロトンポンプ阻害剤とペニシリン系抗菌剤のアモキシシリンとマクロライド系抗菌剤のクラリスロマイシンの3種類を1日2回、1週間続けて服用します(1次除菌)。

除菌中は、10~30%の人に軟便、下痢、味覚異常などの症状が現れますが、たいていは一時的な症状です

この1次除菌での成功率はあるデータでは70~80%前後です。

それに、LG21乳酸菌を一緒に摂ると、LG21乳酸菌が胃の粘膜に接着し、ピロリ菌の定着を防ぎ、菌数を減少させる他、ピロリ菌除菌治療の成功率を引き上げることがわかっています。

一次除菌から1ケ月以上経過してから除菌が成功したかどうかを判定する尿素呼気試験をします。

それで、除菌できなかった場合には、別な抗菌剤に変えて2次除菌をします。

2次除菌の成功率は97%程度です(残念ながら成功率は100%ではありません)。

保険診療で治療をする場合には、胃内視鏡の検査をして、潰瘍などの病気が存在する必要があります(もう少ししたら慢性胃炎でも保険による治療が可能になる予定です)。

当院では、胃内視鏡をせずに、自費診療で検査及び治療を行っています。

がん検診

今、がんになるのは2人にひとり、がんで死亡するのは3人にひとりと言われています。

そのがんは早期発見・早期治療が必要です。

そのためには、検診や人間ドックを受ける必要があります。

熊本はがんの検診率がかなり低いそうです。

そのために、熊本で「一般財団法人 日本がん予防協会」が立ち上がりました。

「愛する家族、愛する人の為に伝えようあなたの身近に命の輪」をスローガンとしています。

がん検診ポスター

協会の“がん検診啓発活動”として、

①学生・女性サポーターによる啓蒙活動

②自治体・医療機関との連携による啓蒙活動

③企業・職域での意識改革推進活動

④イベント・企画による啓蒙活動

を考えていますが、まずは学生、特に大学生をがん撲滅啓発サポーターとして、核となる人材に育てていきたいと考えているようです。

その学生が働きかけて、ご両親や祖父母に元気で長生きしてもらうために、しっかりとがん検診を受けてもらうことを推奨するわけです。

僕の同級生の先生が、熊本赤十字病院の検診センターに勤務していて、その方から“検診くまモン”をいただきました。

検診くまモン

クリニックに飾って、みんなに見てもらっています。

前にも述べていますが、僕が考えている予防医学は、食事や適度な運動、サプリメントや点滴療法などで“病気にならない身体を作る”攻めの予防医学と、検診や人間ドッグなどを受けて病気を早期発見・早期治療をする“守りの予防医学”の両方が大事と考えています。

病気にならない身体を作っていると“なりにくい”という安心感があって、自信は美徳という感じで、実際に病気にならないと思います。

でも、病気になることはあるので、検診・人間ドッグは必要と考えます。

だから、このふたつの予防医学は、車の両輪なんです。

愛する人のために、みなさんも検診や人間ドッグは受けましょう。

また、愛する家族や友人や知り合いに検診を勧めましょう。

追伸です。

平成25年1月20日(日)19時からホテル日航熊本で日本がん予防協会の総決起集会があります。

スペシャルミニライブもあるようです。

インフルエンザ流行

インフルエンザが流行ってきました。

今流行っているのは香港A型ということです。

でも今回のインフルエンザワクチン予防接種には香港A型が含まれていました。

だから、ワクチン接種されている方はかかりにくいと思います。

でもワクチン接種されている方も絶対かからないわけではないので外出後は手洗いうがいをしっかりとしてください。

インフルエンザの治療は、以前はタミフル内服(1日2回)、リレンザ吸入(1日2回)だけでしたが、この2つは5日間治療しなければなりませんでした。

でも、最近はイナビルという1回吸入するだけでよい吸入薬や1回20分程度ですむラピアクタ点滴による治療法があります。

ラピアクタ点滴は、前に勤務していたクリニックで、昨年センター試験の前日に38℃台の発熱にて来院された高校生に初めて使用し、その高校生はどうにか無事にセンター試験を受けられたことがあり、即効性を実感していました。

(でもその高校生はインフルエンザワクチン接種をしていなかったようなので、受験生は必ずワクチン接種をすることを薦めます)

シャワー通りきさぬきクリニックは、立地の特性上、ビジネスマンやOLの方の受診も多く、なかなか仕事が休めないため、検査にてインフルエンザウイルス抗原検査が陽性であれば、治療法をお話しするとラピアクタ点滴治療を希望される方が多いようです。

ある患者さんのお話では、夕方点滴して次の日には熱が下がり、仕事も大丈夫だったと言われていました(熱は下がっても、咳や痰はしばらく続くことはあります)。

医学の発達は素晴らしいですね!!

(追伸)
タミフル内服やリレンザ吸入によるインフルエンザウイルス感染に対する予防という方法(1日1回、7~10日間)もあり、絶対インフルエンザにかかれないという時(例えば受験する時など)には効果あると思われます。
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